三重弁

三重の方言『とごる』とは?意味や使い方を例文で解説!

味噌汁とごっとるで、かきまぜてから飲んでなあ

 

このように使われる「とごる」という言葉をご存じでしょうか?

 

「とごる」は三重県で日常的に使われる方言です。

 

三重県では、ほとんどの人が方言だと思わずに使っていますが、他の県の人にはわかりにくい言葉だと思います。

 

今回は、この「とごる」の意味や使い方について解説します。

 

「とごる」とは?

とごる」は、標準語でいうと、「沈殿する」という意味です。

しかし、「とごる」は、理科の実験などの化学反応をイメージさせる「沈殿」という言葉とはだいぶニュアンスが違います。

この「とごる」はもっと日常的に使われる言葉で、「味噌汁やココアといった液体の底に、混ざったものが溶けきれずに下にたまる」状態を表します。

 

標準語にはこの状態を表すのに適当な言葉がないため、多くの三重県民は、「とごる」を標準語だと思って使用しています。

 

 

「とごる」の語源

「とごる」の語源は諸説ありますが、停滞するという意味の「滞る(とどこおる)」から来たという説が有力です。

 

また、かたまって固くなるという意味の「凝る(こごる)」ではないかという説もあります。

 

「煮凝り(にこごり)」という言葉もあるので、その説も捨てがたい感じがしますね。

 

では次に、「とごる」の使い方をみていきましょう。

 

「とごる」の使い方

「とごる」は以下のように使います。

 

①「ココアがとごっとるからもっとかきまぜなアカンで」

標準語訳:「ココアが溶け残ってるからもっとかきまぜないとだめだよ」

 

②「ドレッシングとごってるから、よくふってからかけてな」

標準語訳:「ドレッシングが分離してるから、よくふってからかけてね」

 

③「お風呂の入浴剤とごってるとあかんから、よくかきまぜてからはいってなー。」

標準語訳:「お風呂の入浴剤、下に残ってるといけないから、よくかきまぜてから入ってね。」

 

このように、「とごる」は液体の底に粉末が溶け残っている状態や、ドレッシングなどが分離している状態、また、食べ物、飲み物以外の液体にも使うことのできる、とても便利な言葉です。

 

ぜひ「とごる」の意味を覚えて、使ってみてくださいね。

 

「とごる」まとめ

ここまで方言の「とごる」についてみてきましたがいかがだったでしょうか?

最後に「とごる」についてまとめておきます。

 

・「とごる」は標準語で「沈殿する」という意味だが、ニュアンスはかなり違う。

・「とごる」の語源は、「滞る(とどこおる)」または、「凝る(こごる)」から来たというのが有力な説である。

 

以上三重方言「とごる」の解説でした。

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