三重弁

三重の方言『いまし』とは?意味や使い方を例文で解説!

いましそれはちょっと古いやろ~

 

このように使われる「いまし」という言葉をご存じでしょうか?

 

三重県でよく使われる言葉ですが、地域によって使い方が微妙に違うので、他の県の人にはわかりにくいと思います。

 

今回は、この「いまし」の意味や使い方について解説します。

 

三重の方言「いまし」とは?

方言「いまし」には、

①「今」「たった今」

②「今どきの」「最近の」

という2種類の意味があります。

 

ただし、「いまし」の使い方は三重県内でもバラバラです。

・①の意味だけで使う

・②の意味だけで使う

・両方の意味で使う

・「いまし」という言葉は使わない。

と人によって様々な使い方をするので、「いまし」の意味は文脈などで判断する必要があります。

 

 

「いまし」の語源

「いまし」の語源は「今し」です。

 

「今」に強意の文語助詞「し」がついた古語で、「たったいま」「ちょうどいま」という意味を表していました。

 

「今し」に、頃合いや時間を意味する「方」がついた、「今し方(いましがた)」という言葉は現在でも使われていますね。

 

この「たった今」から派生して「最近」や「今どき」という意味でも使われるようになったのだと思われます。

 

では次に、「いまし」の使い方をみていきましょう。

 

方言「いまし」の使い方

「いまし」は以下のように使います。

 

①「いましバスが出たところやわ。」

標準語訳:「たった今バスが出たところです。」

 

②「いまし、それはちょっとないやろ。」

標準語訳:「今どき、それはちょっとないでしょう。」

 

③「いましの子らは、こんな曲聞くんやねえ。」

標準語訳;最近の子達はこんな曲を聞くんですね。」

 

最近の~という意味で、いましの~という言い方もします。

 

シチュエーションで、意味の違いを判別するのはそんなに難しくないと思います。

とりあえず、「いまし」=「今」と覚えておけば、どんな場面でも、大きく意味を間違えてとることはないでしょう。

 

方言「いまし」のまとめ

ここまで方言の「いまし」についてみてきましたがいかがだったでしょうか?

最後に「いまし」についてまとめておきます。

 

・方言の「いまし」には標準語の「たった今、ちょうど今」と「最近の、今時の」の2つの意味がある。

・「いまし」の使われ方は、三重県内でもバラバラで、「いまし」という言葉を使わない人もいる。

・「いまし」の語源は「今」に強意の文語助詞「し」がついた「今し」である。

 

以上「いまし」の解説でした。

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