栃木弁

栃木の方言『とうと』とは?意味や使い方を分かりやすく解説!

とうと仕事してたんけ?

 

このように使われる「とうと」という言葉をご存じでしょうか?

 

「とうと」は主に栃木県内で使われる言葉です。

 

他の地域の方には通じにくいと思います。

 

今回はこの「とうと」の意味や使い方について解説します。

 

栃木方言の『とうと』とは?

栃木の方言として使われる「とうと」は標準語で「ずっと、継続して」という意味です。

標準語の「ずっと」とほぼ同じ使い方です。

「いつも」という意味で使う人もいます。

 

実際の発音は「とーと」または「とーど」が近いですね。

 

 

 

栃木方言の『とうと』の類語

栃木の方言「とうと」の類義語に「いいしばらく」があります。

 

「いいしばらく」は特に栃木の南部で使われる表現です。

 

標準語の「今しばらく」(少々、しばし)とは違い、「いいしばらく」は、「とうと」と同じ「ずっと、継続して」という意味になります。

 

特に「いいしばらく」は「予想以上に長い間、しかし今はしていない」という意味があります。

 

例:あの人、いいしばらく大学行ってたなや。

標準語訳:あの人ずっと大学行っていたよね(ずっと留年していたがやっと卒業した)

 

「とうと好きだった」は「ずっと好きだった」という意味しかありませんが「いいしばらく好きだった」は「思った以上に長い期間好きだったが今は好きではない」になるので注意が必要です。

 

栃木方言の『とうと』の使い方

「とうと」は以下のように使います。

 

①「とうと家さいたからテレビ見ないちゃったわ。」

標準語訳:ずっと家にいたからテレビ見なかったよ(見逃したよ)

 

「~ないちゃった」も方言で「~するのを忘れた、~する機会を逃した」ときの表現です。

 

②「とうとあるって来たんけ?」

標準語訳:ずっと歩いて来たの?

 

「あるって来る」は「歩いて来る」、「け」は「~かい?」のニュアンスです。

 

「とうと~してたんけ?」の形で使うことが多いですね。

 

③とうと仕事早く終わしてもらっちゃってわりいな。

標準語:いつも仕事を早く終わらせてもらって悪いね。

 

「終わす」は「終わらせる」という意味です。

 

方言『とうと』のまとめ

ここまで「とうと」についてみてきましたがいかがだったでしょうか

最後に「とうと」についてまとめておきます。

・栃木方言の「とうと」は「ずっと、継続して、いつも」という意味

・類義語は「いいしばらく」ニュアンスの違いに注意

・「とうと~してたんけ?」の形でよく使う

 

「とうとわりいね」という表現は、「いつも悪いね。いつもありがとう、申し訳ないね。」という意味でよく使います。

 

コミュニケーションを円滑にするためにも、何かをしてもらった時などに栃木県民に対して使ってみてください。

 

以上、「とうと」の解説でした。

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