三重弁

三重の方言『ちみぎる』とは?意味や使い方を例文で解説!

おまえ、ちみぎったるぞ!

 

このように使われる「ちみぎる」という言葉をご存じでしょうか?

 

「ちみぎる」は三重県でよく使われる言葉ですが、他の県の人にはわかりにくい言葉だと思います。

 

ちなみに、「ちみぎる」はあまり友好的ではない行為ですので、いきなり、他人を「ちみぎる」ことはありません。

 

そんなことをしたら、確実に嫌われます。

 

今回はこの「ちみぎる」の意味や使い方について解説します。

 

三重の方言「ちみぎる」とは?

ちみぎる」は標準語の「つねる」という意味ですが「つねる」より、もっと痛そうなイメージです。

「つねる」だと、軽くつまんで少しひねるくらいですが、「ちみぎる」は、皮を薄く持って、ぎゅうううとひっぱりながら回転を加えるという感じになります。

確実に「ちみぎる」ほうが「つねる」より痛いです。

 

夢なのかどうか確かめるために、「ちみぎる」のはちょっとやりすぎな気がしますね。

 

「ちみぎる」のバリエーション

 

三重県北部では「ちみぎる」を使うことが多いですが、同じ三重県でも「つめぎる」「ちみる」という言葉を使う地域もあります。

 

 

 

では次に、「ちみぎる」の使い方をみていきます。

 

「ちみぎる」の使い方

「ちみぎる」は以下のように使います。

 

①「あいつ全然言うこと聞かへんから、ちみぎったったわ!」

標準語訳:「あいつ全然言うこと聞かないから、つねってやったよ!」

 

②「痛いやんかー。ちみぎらんといてよー」

標準語訳:「痛いじゃない。つねらないでよ。」

 

③「お前、ちみぎったんぞ!」

標準語訳:「お前、つねってやるぞ!」

 

子供同士のけんかで最終兵器として登場するのが「ちみぎったんぞ!」

 

大人が使うのは、言うことをきかない子供に「お前いい加減にせんとちみぎるぞ!」と言って脅しをかけるときが多いですね。

 

「ちみぎる」まとめ

ここまで方言の「ちみぎる」についてみてきましたがいかがだったでしょうか?

 

最後に「ちみぎる」についてまとめておきます。

 

・「ちみぎる」は、標準語の「つねる」という意味。

・「つねる」より痛いイメージがある。

・「つめぎる」「ちみる」という地域もある。

 

以上「ちみぎる」の解説でした。

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