北海道弁

北海道の方言『いずい』とは?意味や使い方を例文で解説!

なんだか虫歯があるみたいで、歯がいずい・・・

 

このように使われる『いずい』という言葉をご存じでしょうか?

 

「いずい」は北海道で使われる言葉です。

 

本州の方は耳にしたことがないかもしれませんね。

 

今回はこの「いずい」の意味や使い方について解説します。

 

「いずい」とは?

北海道弁でいう「いずい」は、「なんともむずがゆい痛み」を意味します。

 

はっきりと確認できるような「ズキズキとした痛み」ではなく、「なんとなく痛い気がする」程度の痛み、と言えば分かりやすいでしょうか。

 

北海道以外にも、東北地方でも使われているようです。

 

 

もともとは「身の毛がよだつほど恐ろしい」という意味の「えずい」という言葉が語源のようです。

 

痛みを表す以外にも、「居心地が悪い」「フィットしない」など、何だかしっくりこない様子や違和感があるという時にも使われることがあります。

 

例えば、服のサイズが合っていなかったり、物の配置や見た目が何となく違うような気がする、という場合です。

 

 

「いずい」の使い方

「いずい」はなかなかオールマイティーな場面で使うことができます。

 

「いずい」の使い方①「ゴミが入ったみたいで、目がいずい~」

標準語訳:「ゴミが入ったみたいで、なんとも目がむずがゆい」

 

「いずい」の使い方②「靴下のサイズが合ってなくて、いずい~」

標準語訳:「靴下のサイズが合っていなくて、なんだか気持ち悪い」

 

「いずい」の使い方③「そこの本いずいから、もう少し右にずらして」

標準語訳:「そこの本が邪魔くさいので、もう少し右にずらして下さい」

 

直接的な痛みだけでなく、精神的な不快感を表す時にも、使うことのできる言葉なんですね。

 

道産子は、この「いずい」を日常的によく使っています。

 

「いずい」類義語

「いずい」は「ニュアンス」と言い換えることができるでしょう。

 

会話文だと、標準語でいうところの「なんか変」や「違和感・不快感がある」「しっくりこない」を意味します。

 

「いずい」のまとめ

 

北海道弁の「いずい」についてお話ししましたがいかがだったでしょうか?

 

方言というのは、なかなかその地域に住む人と会話しないと認識できないものですよね。

 

同じ日本でも、全く意味が分からない言葉があるなんて、本当に方言って奥が深いものと感じられます。

 

ぜひ皆さんもこの北海道弁「いずい」を使うことで、身近な人をびっくりさせてみて下さいね!

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