「お母さんが戻ってくるまで、ここでおっちゃんこして待っててね~」
このように使われる『おっちゃんこ』という言葉をご存じでしょうか?
「おっちゃんこ」は北海道弁で子供に対して使われる言葉です。
今回はこの「おっちゃんこ」の意味や使い方について解説します。
「おっちゃんこ」とは?
北海道弁でいう「おっちゃんこ」は、簡単にいうと「座る」という意味です。
しかし同じ座るでも、椅子に座らせる場合は「おっちゃんこして」とは言いません。
あくまでも正座を崩したような体制を取って、地べたにお尻をつけた座り方をしてほしいときに用いるのです。
https://twitter.com/gg0610gg/status/1206159833285545985
ちなみに関西弁でよくきく、中年男性を指した「おっちゃん」とは全く関係がありません。
道内旅行にいらした方は、急に「おっちゃんこ」と聞いてもびっくりしないで下さいね!
「おっちゃんこ」の使い方
「おっちゃんこ」は主にペットや幼児に対してのみ使われます。
「おっちゃんこ」使い方①「ちゃんとおっちゃんこして食べなさい!」
標準語訳:「ちゃんと座って食べなさい!」
「おっちゃんこ」使い方②「(イヌに対して)おっちゃんこしなさい」
標準語訳:「(イヌに対して)おすわり!」
「おっちゃんこ」使い方③「おっちゃんできる?いいこね~」
標準語訳:「座って待ってられる?いいこだね~」
このように「おっちゃんこ」だけでなく、「おっちゃん」と言う場合もあります。
この北海道弁を知らない方からすると、なんとも可愛い響きのする言い回しなのではないでしょうか。
ネットでは超かわいい北海道弁として紹介されている記事もあります!
「おっちゃんこ」類義語
「おっちゃんこ」は「地べた座り」と大変似ています。
椅子や座布団の上に「おっちゃんこする」という場合は「正座する」という意味になりますが、そのような状況は考えずらいため、主に「足を崩して地べたに座る」と考えていいかと思います。
ぜひ使って見て下さい!
「おっちゃんこ」まとめ
さて北海道弁の「おっちゃんこ」についてお話ししましたが、いかがでしたか?
もし北海道を旅行した際にこの「おっちゃんこ」を耳にする機会がありましたら、言われた子供が次にどのような行動を取るのか確認してみて下さい。
「おっちゃんこ=地べたに座る」を目の当たりにすることができるでしょう!
ぜひこの「おっちゃんこ」を、覚えておいて下さいね。