北海道弁

北海道の方言『こわい』とは?意味や使い方を例文で解説!

なんだか風邪を引いたみたいで、体がこわい~・・・

 

このように使われる『こわい』という言葉をご存じでしょうか?

 

「こわい」は北海道弁の一つですが、お化けに遭遇した時などに使う言葉ではありません。

 

今回はこの「こわい」の意味や使い方について解説します。

 

「こわい」とは?

北海道弁でいう「こわい」は、「だるい」「辛い」「しんどい」などの意味で使われます。

 

体が「しんどい」と伝えたい場合ですね。ですので、お化け屋敷などで体験する恐怖を表す「怖い」とは意味が異なります。

 

言いやすいので、老若男女誰でも日常的に使っています。

 

 

「こわい」の使い方

北海道の人は「体調に違和感がある」場合、この「こわい」を多用します。

 

「こわい」使い方①「昨日なかなか寝れなかったので、なんだか体がこわい」

標準語訳:「昨日なかなか眠れなかったので、なんだか体が痛い」

 

「こわい」使い方②「最近畑仕事が続いてるから、体がこわくて・・・」

標準語訳:「最近畑仕事が続いているから、体がだるくて・・・」

 

「こわい」使い方③「体がこわいなら、少し寝といた方がいいよ」

標準語訳:「体がしんどいなら、少し寝ておいた方がいいですよ」

 

ただ単に「疲れた~」と言いたい時に「あ~こわい!」と言ったりもします。

 

ですので北海道で「こわい」を聞いた場合は、少し心配になります。

 

「こわい」類義語

「こわい」と似たような表現は、実はたくさんあります。

 

「ゆるくない」「あずましくない」などもそうです。「(体が)やむ」なども該当するかもしれません。

 

「ゆるくない」「あずましくない」は、「こわい」と同様に「(体が)しんどい」という意味を指します。

 

また「やむ」は具体的に「身体の一部(ここ)が不調な気がする」という意味を指します。

 

「こわい」まとめ

さて北海道弁の「こわい」についてお話ししましたが、いかがでしたか?

 

もし本州の方が北海道を旅行している際に、道産子の「あ~こわいこわい!」を突然聞いたとしたら、とてもビックリしてしまいますよね。

 

ぜひこの「こわい=しんどい」という意味を押さえておいて、道産子とのお付き合いに活かして下さいね。

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