「気温が下がってきたので、水がしゃっこい~!」
このように使われる『しゃっこい』という言葉をご存じでしょうか?
「しゃっこい」は北海道弁の一つですが、本州の方は耳にしたことがないかもしれませんね。
今回はこの「しゃっこい」の意味や使い方を解説します!
「しゃっこい」とは?
北海道弁でいう「しゃっこい」は、「冷たい」という意味です。
「ひゃっこい」と発音する人もいます。
気温が下がってくる冬場に使う場合が多いですが、何か冷たいものに触れた時は道産子は年中使っています。
実は東北や茨城など関東でも使われているようです。
https://twitter.com/McDonaldsJapan/status/846542364730687489
「しゃっこい」の使い方
「しゃっこい」は水や氷、雪など冷たいものに触れた時に使います。
「しゃっこい」使い方①「このかき氷、美味しいけどしゃっこい~」
標準語訳:「このかき氷、美味しいけど冷たい~」
「しゃっこい」使い方②「(小学生など)雪投げるなよ~しゃっこいから!」
標準語訳:「(小学生など)雪投げないでよ~冷たいから!」
「しゃっこい」使い方③「(ランニング後などに)水がしゃっこくて気持ちいい~」
標準語訳:「(ランニング後などに)水が冷たくて気持ちいい~」
ちなみに「しゃっこい」のアクセントは「こ」の部分を強く発音します。
また、名水の里として知られている北海道・京極町では毎年「しゃっこいまつり」というイベントが開催されているようです。
ぜひ皆さんも、北海道旅行の際はお立ち寄り下さい!
「しゃっこい」類義語
「しゃっこい」は北海道弁の「しばれる」と大変似ています。
ただ「しばれる」は「気温が寒い」という意味で使われる方言なのに対して、「しゃっこい」は雪や水、氷など「液体や個体の温度が冷たい」という場合に使われます。
ぜひこの違いを、覚えておいて下さいね!
「しゃっこい」のまとめ
さて北海道弁の「しゃっこい」についてお話ししましたが、いかがでしたか?
実は「冷たい」を意味する方言は、全国でもかなり存在するようです。
旅行好きの方であれば、各地を旅行する際にその地域の「冷たい」を使い分けたりするのも楽しいですよね。
そのレベルになれば、もはや方言バイリンガルと言えるのではないでしょうか?
ぜひ皆さんも、北海道を旅行する際はこの「しゃっこい」に注目、もしくは実際にお使いになってみて下さいね!