「そんなことしちゃ、だめだべさ~!」
このように使われる『~だべさ』という言葉をご存じでしょうか?
「~だべさ」は北海道で有名な方言の一つですが、あの大人気ドラマ「北の国から」で耳にしたことがあるという方も多いかもしれませんね。
田中邦衛さん演じる五郎さんの北海道弁が心地いい…
今回はこの「~だべさ」の意味や使い方について解説します。
「~だべさ」とは?
北海道弁でいう「~だべさ」は、会話の中で文末に使われます。
意味合いとしては「○○じゃない?」「きっと○○だよ!」という感じでしょうか。
相手との会話を終わらせる時の常套句のようなものですね。もともとは津軽海峡で使用された浜言葉が語源のようです。
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かなり応用のきく方言で、「~べさ?」「~べ?」などもあります。
正直、スタンダードな「~だべさ」はあまり使う機会がないかもしれません。
なぜかというと「だ」があることで修飾する名詞が必要になるからです。ただ文末に使うなら、「~べさ」が使いやすいです。
「~だべさ」の使い方
「~だべさ(または~べさ)」は会話の中で文を終わらせる役目があります。
「~だべさ」使い方①「(相手の話を)え~信じられない!ウソだべさ~」
標準語訳:「(相手の話を)え~信じられない!ウソでしょ~?」
「~だべさ」使い方②「そんなこと言うなんて、君らしくないべさ」
標準語訳:「そんなこと言うなんて、君らしくないんじゃない?」
「~だべさ」使い方③「寒くなってきたから、湯たんぽ出した方がいいべさ」
標準語訳:「寒くなってきたから、湯たんぽ出した方がいいよね?」
ちなみに「~だべさ」を使うのはある程度の年齢以上の女性が多いようです。
年配の男性は「~だべや」を使うことが多く、若者はあまり使いません。
「~だべさ」類義語
「~だべさ」は「だよね?」のような意味合いを持ちます。
類義語には「~っしょ」などがあります。
「~だべさ」も「~っしょ」も響きが違うだけで、ほぼ同じ使い方になります。
「~だべさ」まとめ
さて北海道弁の「~だべさ」についてお話ししましたが、いかがでしたか?
なんとものんびりした方言で、和んでしまったのではないでしょうか。
北海道にはこのような方言がたくさんあります。ぜひ皆さんも、
北海道旅行の際には「~だべさ」を使ってみて下さいね!